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近況
2023年もそろそろ暑くなってきました。
1年を越えて更新していない当ブログ、自分のためにも近況整理。
何より、ごく少数ではありますが、リンクしていただいている方々に対して不誠実と考えて記します。

2018年に右肋骨・右肩甲骨・右肋骨があり、リハビリを経ていました。
2020年に祖母長逝に伴う事情によりあまり活発な活動ができなくなりました。
そして2022年には左脛骨骨折がありました。
今では日常に不便はなく、強負荷でなければ短距離のロードバイクも楽しめるほどには復旧しています。
ただ、緩やかながら作ってきたいつぞやの身体と心肺の強度は、もう取り戻せないでしょう。
天気に恵まれた時は北摂・西摂を訪れていますが、長らく未踏の道を見ていません。
記事を見返して、今となればそこには若干にタフな行程も見受けられます。
残念な可能性ではありますが、やもすると以降は同じくの開拓は成せないかも知れません。

これまであちらこちらの風景の妙を燃料としてきました。
地図を見て、楽しそうな場所を見つけて、走る想像を巡らせるの習慣はぬけません。
元々が好きで始めた自転車です。 ルートを考え、強行ペースを控え、強度を変えて。
少し緩やかに進んでいきたいと考えています。

いつからか「新しい未踏の記事」のみでしかブログ更新をしなくなっていましたが、昨今の状態にあって改めて北摂・西摂の旨みに触れています。
もう通れなくなった道や新しく開通されている道、そしてまだある見知らぬ道。
そんな徒然でも機会にあってはポストしてみようか? そもそもブログなんだしそれでいいかな? とか考えています。

未だ何かと不便の多い今日ですが、訪れていただいた皆様のご健康と、益々のご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
今後ともよろしくお願いいたします。

# by playa | 2023-06-21 21:30 | Bike | Comments(0)
彦根・多賀 DNF
タイトルにあるように、結論から言えば行程はDNF。
遊びもなかなかに険しいな。

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滋賀県愛知郡愛荘町斧磨で足止めを食らう。 斧磨(よきとぎ)って初見じゃ読めないよね。
ゲートに掲示している明示項目と整合がないので、恐らく集落が勝手に施しているであろうワイヤー錠。

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佐目トンネル旧道にて足止めを食らう。
これはちょっと無理っぽいな〜。 なかなか心が折れる。

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岐阜県大垣市上石津町時山。 林道時山多賀線にて五僧峠を超えて進んでいるとパンク。
パンっ! と澄んだ音が全てのテンションを掻っ攫い、パンクにしてはでかい穴をチューブに見て取れた...

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不運は重なるもの。 よりによってサイドカットだったよ。
チューブ交換してタイヤ側を応急処置したけれど、当然これ以上の行程は不可能。


幾度かの足止めと災難で心が折れた。
というか、恐らく色々とついてないタイミングが重なって訪れてしまったんだろうね。

いつも思いつきの進路選びでロードバイクに向いてないような道に出会うこともある。
なので2回のパンクや1回のチェーン破損までは対応できるように準備している。
そこを超えるトラブルがある場合は無理矢理に強行しない。
恐らく次は取り返しのつかないことになるから。
今日はそんな日だ。

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林道時山多賀線・権現谷林道は良い風景だった。
素直に来た道を引き返しましょう。 また訪れよう。

# by playa | 2021-11-03 20:30 | Bike | Comments(2)
笹尾・桃原・保月・男鬼・武奈・幸田
琵琶湖の東。
いわゆる湖東と呼ばれるエリアはなかなか魅力的な道が多そうだ。
随分と前から地図をみて「そのうち行ってみよう」と幾月。
長浜や東近江へ2度ほど遠征を試みたものの、何しろ琵琶湖は天候崩れの足が早くて撃沈ばかり。
今回はその中でも急に気になった芹川廻りを訪れて3度目のチャレンジで彦根スタート。 天候はおそらくOKだろう。


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彦根市にて芹川左岸を東へ進む。
雨の心配はなさそうだ。

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名神高速道路が彦根市と多賀町の境界あたりを掠める場所から入る。
林道滝谷武奈線。 ツキノワグマ? とんでもねぇな。

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林道滝谷武奈線 序盤の道風景。
地域の特徴なのか9月にして淡い気草の色が軽快な気分を作ってくれる。

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どうやらショートカットがあるが...
やっぱりダートは無理です。

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少し開けた場所に出た。
林道滝谷武奈線 序盤部分の頭頂部。

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ここにもK239へショートカットできそうな道がある。
柵ガードとダートなので当然遠慮したい。

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そのまま林道滝谷武奈線を進む。
ちゃんと素晴らしい道が待っている。

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古道 彦根道とのこと。
彦根インターあたりに抜ける道? ホンマかいな。

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篠尾町からK239で少し南下。
水谷川に沿うクリーンな道。 ゆるい下りなこともあって気分爽快。

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水谷川は芹川に合流する。
さらさらと静かな水音はどこに限らず良いものだ。

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誘い込まれるように橋を渡ってしまった。

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桃原集落への道はとても逆らえない風景を持っていた。
その名前が示すように魅惑的。

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今日のこれからの行程にとって無駄に足を使うのは分かっているけれど...
この道風景はもはや名勝。 訪れてみたい桃原。

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桃原の先っぽ?
ここまでか。 ま、仕方ない。

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桃原集落にある神社。 名前は何だろう?
妙に雰囲気があるなぁ...

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さてK17から本日のハードモード、K139へ。
意味ありげに麓に座す調宮神社でこの道の安全祈願をしておこう。

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目に楽しい道でとても好い。
ただし路面状態が細振動を余儀なくしてくるのが地味に効く。

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何とか登って多賀神木の碑。
初見だったこともあるが、遠目からは登頂モニュメントと勘違いして少し気を抜いてしまったw

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ここが杉坂峠。
K139起点から約4000m・標高差465mが中々しんどい...体力落ちたなぁ。

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登れば漏れなく付いてくる楽しい下り。
こんな風景を颯爽する贅沢は脳汁出るよね。

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途中で目についた脇道、 高室林道。
名前の通り高室山を掠めて佐目トンネル旧道へ続くみたい。 万が一にも舗装されたら行ってみよう。

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K139の優雅な景色は続く。
また登れと言われると少し考えるが価値ある道なことは確か。

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北側の鍋尻山の登山口が見える。
ここらは保月(ほうづき)という冬季無人集落らしい。

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ここにもダートの道があるけど軽く無視して進みましょう。
この辺りは細かな脇道が多いなぁ。

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南谷川にかかる橋の親柱に アサハギ林道 とある。 河川名や橋の名前じゃ無いのは初めて見た。
あれ? K139じゃなかったの? よく分かんない。

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少し南へ進むと 林道時山多賀線との分岐・合流ポイントがある。
五僧峠を経て岐阜県大垣市への道...ちょっと取り留めなくなりそうなので今日はやめとこうか。

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朝萩林道の端から南谷川に沿って北上すると清水のカーテンがあった。
権現谷と呼ばれるスポットのようだ。 涼一服するのには好い感じの場所やね。

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K17にぶつかって霊仙という意味深な地名の辺りから南谷川は芹川に吸収される。
それにしても最高級の風景で俺的名勝に認定。

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そのまま彦根市に入って男鬼(おおり)エリア。 すごい地名だし読めるかそんなもん。
一応舗装の名残はあるがそろそろ紙一重かな。

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その男鬼にある比婆大神(神社)。
手入れはされているような雰囲気だけど変わった名前やね。

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それにしてもここらへんもいい道風景。

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男鬼峠に到着。
そろそろ寄り道した桃原で使った体力が効果を発揮しつつある気配。

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4方面への道が交わっている地味ながらホットな峠の模様で手書きの案内図がある。 いまいちわかりにくい気もするが...
ところで林道滝谷武奈線って、序盤の林道の延長がここか。

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男鬼からの道を折り返し方向へ進む。
要はえらく回り道をして林道滝谷武奈線を再進行することになるんか。

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多分だけど林道滝谷武奈線の最高点。 あまりにも風情がないのが残念すぎる。
が、標高差450m・距離約10000mのハッピー脳汁なダウンヒルタイムの始まりでもある。

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中腹にて再び手書き案内図。
おそらく同じ作成者だろう。 親切な人もいるもんやねぇ。

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車・オートバイの音や気配はおろか、誰もいない。 路面状態も申し分ないのでダウンヒルに最適。
ならばもう一回ここ登れと言われれば謹んでお断りする。

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彦根市と米原市の境あたりに林道滝谷武奈線の開通記念碑があった。
妙に立派で存在感がすごい。 長い年月を費やしたんやね。

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その林道滝谷武奈線の終点ポスト。
中抜けしたゾーンはあったけどこういうのを見ると少し感無量。

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ぼちぼちと南下して行程も終盤。
ついでに今日最後の峠。 摺針峠(すりはりとうげ)。

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摺針峠は麓に碑があった。
歴史と逸話のある峠だった模様。


彦根市と多賀町北部、そして少しだけ米原市の南部。
杉谷峠と男鬼峠、それから摺針峠。
3つの市町と3つの峠。 良風景の道が多かったからか距離の割には満足度が高く充実した行程だった。
山城や北摂・丹波とはまた違う雰囲気を感じたことも一味だろうか。


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●走行ルートの概略●
69.22km。 感知平均速度:19.2km/h。 到達最標高:669m。 累積標高:1,904m。

レコードを見てみると距離に対して獲得勾配が大きく、そりゃ確かに疲れるわと納得。
多賀町中南部と東近江、そして米原・長浜...湖東はまだ未踏のエリアが残っている。
湖北で残している2つの小さな半島も随分な時間お預けしているし、
なんとなく近江国が自分の中で再燃しそうな感じ。
しょっちゅう行くには移動が少し悩ましいけれども。
# by playa | 2021-09-20 22:00 | Bike | Comments(4)